香港に住んで間もない頃・・・・・
レンガ造りの建物が好きで、レンガ造りで検索していて・・・・
『牛棚芸術村』を知りました。
その内、偶然乗車したバスでこちらの前を通った。
今回、九龍城にある『聖三一堂』を見学することになり、
ご近所の見所を彼が検索してくれて・・・・・
訪ねることとになりました。
『牛棚芸術村』は以前、前馬頭角牲畜検疫所でした。
1908年建立。
建物の配列
現在は、香港のデザイン事務所や芸術家のアトリエなどになっています。
各部屋のドア前には、いろいろなアート作品が並べられてる。
イベント会場及びギャラリー会場と使われている棟もある。
写真展やアートレクチャーなど開催されるそうです。
室内天井
2009年に二級歴史建築として指定されました。
みどころは・・・・・・
花崗石托架
入り口や窓のまぐさ（上の横の木）が堅い花崗岩で作られている。
托架
前に張り出した長い庇が、鉄のブラケットで支えられている。
中式雙筒瓦頂
二重の瓦屋根で、間に空気の層があり、太陽の熱を緩和する作りとなっている。
花崗石蓋頂
レンガ壁の上の部分は、堅い花崗岩で装飾されており、風雨の浸食を低減している。
「上方下円」的壁角
建物のレンガ壁の角は、上が直角、下が曲面で設計されている。
オランダ式切り妻屋根
一本以上の線と山形の形をした切り妻屋根で、大埔警察署にも使われている。
丁一順
レンガの長い面と短い面を交互に並べていく丁一順という建築方法で壁が作られている。
建物番号
昔のままの建物の番号が残っている。
煙突
煙突の頭頂部にも花崗岩が使用されている。
水飲み場の跡には、家畜を繋げておく金属の環と鎖が残っている。
外壁
右側と左側と違いがある。
左側は手直しする前！？
ひとつでも多く、古き良き香港を残して行ってほしいと思います。
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2015-10-24 Sat
