以前、九龍城砦跡の九龍寨城公園へ行った際に近所に廟があることは知ってました。
訪れたいと思いながら歳月は経ちました。
今回の訪港のスケジュールに組み入れました。
MTRを利用して行く場合には樂富からになります。
私たちはバスを駆使して行って来ました。
侯王古廟
侯王古廟は九龍地区にある有名な廟のひとつで、南宋末期に建てられました。
最初は茅葺きのみずぼらしい建物でしたが、北宋時代に楊亮節と言う人を奉るようになってからちゃんとした廟になっていきました。
この楊亮節と言う人は、北宋の帝が九龍まで逃げる時に最後までお供した忠臣として知られています。この忠誠心を記した碑が廟内にあります。
現在の廟は宋代のものではなく、1730年に建立され、その後3回修繕されています。
廟内には、観音像、大歳像、諸仙菩薩、十八羅漢像などが安置されており、又、「侯王前座」と刻印されている鉄製の香炉、壁に刻まれている額や石の彫り物など歴史文化的価値の高い物がたくさん保存されています。
屋根の上に飾りが施されています。
こちらに九龍城地区の歴史の説明があります。
敷地内には、清朝の秀才、張寿仁が書いた「鵞」や、
1888年に彫られた「鶴」の石刻字があり、見ごたえがあります。
こちらは香港一級歷史建築物です。
細部までよーくご覧になって下さいね。
=侯王古廟=
所在地:九龍城聯合道と與東頭村道が交差する角
2016-10-31 Mon