今日は黄龍の素晴らしい景色から。
ロープウェイを降りた所から、メインの場所までは約30分ですが、黄龍を形取っている川から離れた所を歩きますので、
一気に黄龍のメインの場所へ出ます。それがこれです。
川に含まれた石灰分が長い間に蓄積して川の流れを塞ぎ、段々畑の様な状態(石灰華段と言うそうです)を作り上げました。石灰華がエメラルドグリーンに輝き、又、太陽の角度や時間で5つの色に変わる事から、五彩湖(最高標高3553m)と名付けられています。
石灰華は黄色がかった乳白色の色をしており、これが重なり合う形が龍の姿に似ている事から、黄龍と名付けらています。
五彩湖の周りをぐるっと回って、色々な角度から黄龍を見る事が出来ます。事前にインターネットで見ていましたが、実際目の前で見ると、「写真で解った気になっていたけど、実際はこんなに素晴らしいんだ。」と感動しました。何といってもここがメインですので、ゆっくり堪能して下さい。
前回は10月、今回は5月。同じように晴れていましたが水は前回の方が澄んで綺麗な感じがしました。観光地化して水が汚れたのかもしれませんが、5月の方が雪解け水が綺麗なのかなあをと思いました。
五彩湖を過ぎるとすぐに、黄龍後寺があります。明代に建てられたとの事です。
そのすぐ下に黄龍中寺があります。
建物の屋根が見えます。
こちらは中は見られません。
屋根に鹿がいます。
帰りもリフトへ乗って降りる事も出来ますが、私たちは歩きで降りる事としました。
争艶彩池
美しさを競い合っているような大小さまざまな池で、五彩池より間近に石灰華を観察できる。
明鏡倒影池
太陽の光を受けると周りのの景色を鏡の様に映し出すのだそう。
名前はそこから付けられた。
金沙舗池
黄龍で最長にもおよぶ浅瀬。
飛瀑流輝
高さ約14m、幅約68mの滝。
飛び散った水しぶきが、太陽の光に反射してキラキラと輝く様子から「流輝」と名がついた。
やはりメインの五彩湖が素晴らしすぎて、途中の景色はそれ程感動しません。
劇で言えばクライマックスが最初に来てしまった感じです。
下りとは言え約1時間かかりますし、翌日の九寨溝でも結構歩きますので、帰りもリフトでも良いかも。体調と時間を考えて決めればいいですね。
実は、旅行者の大半はAMに黄龍空港へ到着して午後黄龍を見学しその後九寨溝へ向かいホテルインの行程と、午後便で黄龍空港へ到着しその足で九寨溝へ向かいホテルインのどちらかですので、夕方以降の九寨溝へ向かう車はとても多いです。
しかも黄龍及び黄龍空港から九寨溝への道は一本しかなく、渋滞します。
シーズンにもよりますが時間に余裕を持つか、途中で夕食を食べてゆっくり行く方がいいですね。
私達も九寨溝の近くに来てから渋滞に巻き込まれ、ホテルの到着したのは21時頃となりました。
ホテルはシェラトンを選択。ここを選んだ理由は、このホテルだけ九寨溝の入場券が購入出来るからです。
実は、九寨溝の入場券を予約はガイドの資格を持った人しか出来ません。前回は5月のゴールデンウィークでしたので、入場制限がかかり、当日ではチケットが入手出来ない危険性がありましたので、ガイドを付けて事前に予約をしていました。
この場合、まず九寨溝の入り口でチケットを入手するのに並び、入場口でも長い列に並ぶ必要があります。ところが、シェラトンホテルには自動販売機があり、前日にチケットを購入出来ます。これは大きいですね。
黄龍で軽い高山病にかかったり、曲がりくねった山道で車酔いになったり、ホテルのチェックインでちょっとしたトラブルがあったりと盛りだくさんの一日が無事終わり、明日はクライマックスの九寨溝です。
今日はゆっくり休みます。又、明日!!!
③へつづく
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2025-10-19 Mon