新界の沙田に車公廟がありますが、「車公」とは誰の事でしょうか?
門を潜ると車公廟のトレードマークでもある風車が売られてます。
お線香もさまざまな大きさのものがあります。
車公は、南晶出身で南宋時代の有名な猛将の一人です。南宋末期、蒙古の追撃を避けながら香港まで王子を守り抜いた英雄です。後に病気でこの地で死亡したので、神霊としてこの場所に奉ったと言われています。
南宋の王子ゆかりの宋王台について記事はこちら⇒ http://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=load&eno=627
この場所は、3本の川が合流しており、後ろには山がそびえており、風水的にもすばらしい場所となっています。
清朝時代に、沙田で多くの疫病が発生しました。困った村人達は、車廟内の神像を各村に運んでいき疫病回復の祈願をした所、疫病が消え、これにより車公廟の霊験は更に有名となりました。
元々の廟は300年以上の歴史がある二級建築物ですが、1994年に大々的な改修工事が行われ、従来の8倍の大きさとなりました。元々の廟は本殿の裏にあり見る事が出来ません。
本殿の神殿の上には車公の像がり、主殿の両側には、鐘楼と堤楼があります。
毎年、旧正月の2日にはたくさんの人が訪れ、今年の運勢を占っていきます。
旧暦の1月2日は車公のお誕生日なのです。この日に訪れてお誕生日のお祝いをして、代わりに福を頂こうと言う事なのですね。
まず、車公を拝んだ後、傍らにある銅製の風車を廻して幸運到来を祈願します。
現状が順調で、今後もこのままうまく行ってほしい場合は右へ3回、現状があまり良くない場合には左へ3回羽根を廻します。そして最後に太鼓を3回たたきます。
車公様の右手には福禄宮があり、財神様が祀られてます。
陰陽五行のマークですね。
逆の左手には元辰殿
元辰殿から出ると通りがあり、そこでは占い師がおり、みなさんみてもらってます。
旧正月前だというのに結構な人出です。
びっくりしました。
旧正月にはたくさんの人出で賑わいます。
1月2日に行かれ、車公様のお誕生日をお祝いして、祈願されてはいかが。
アクセス
MTR東鐡線 大圍駅 or 馬鞍山線 車公廟駅から徒歩10~15分ほどです。
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2016-01-30 Sat