2012年の秋口にひとりさんぽで銅鑼湾に行った時、この保良局を目にしました。
どんなとこなんだろう?
見学したいな!と思ったことを覚えております。
はい、今日実現しました。
19世紀末、香港及び東南アジアでは、子供、女子の誘拐、人身売買が頻繁に発生しており、そういった被害にあった子供、女子を保護する為の施設として1880年5月に保良局が設立されました。
20世紀に入り、誘拐・人身売買は減少してきましたが、代わりに難民の増加、婦女子の虐待が社会問題となって来て、保良局の役目も広がり、児童の宿舎、食事供給、教育、保健等の役割が行われる様になりました。
関帝廟は、「忠義人勇」の関羽帝が祀られており、左右の壁にはこの保良局に貢献してくれた多くの人の顔や名前を記したタイルが埋め込まれています。
足長おじさんがたくさんいらしたんですね。
林烱偉展覧廰は、2002年5月本局の林楽蓓総理と林烱偉によって名づけられた部屋です。
金杯に見えますが銀杯です。光の加減なのでしょう~。
この保良局には、1898年に明治天皇から送られた銀杯と感謝状が保存されています。これは、日本から誘拐されたり、逃げてきた日本人女性40数名を保護し、日本へ送り返した功績に対して表彰されたのです。
そして、日本軍がせめて来た時、この保良局に対しては何の制限も加えなかった。
この銀杯と感謝状が保良局を守ったのです。
募金箱・・・募金袋!
時代の移り変わりが映し出されてますね。
歴史を感じさせられます。
思わず、撮ってしまいました。(笑)
是非、こちらに足を運んでご覧下さい。
日本に関わりのある場所です。
歴史の重みを感じずにはいられません。
保良局歴史博物館
場所:香港禮頓道66號保良局中座大樓
電話番号:(852)2277-8468
開放時間︰ 9:30 - 17:30 (日・祝日休館)
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最後まで、読んで下さり、ありがとうございます
2015-11-28 Sat